久しぶりに高速バスに乗った 4時間半 平日の早朝出発ということもあり、車内は空いていた 一列4席の配置だが、ソロ乗客は1人で2席を独占できた 私の席はバスの後方だった 途中でインターチェンジで休憩があった トイレから戻り、再び自分の席に座っていると、運転手が人数を確認しに通路を歩いてきた 「コラッ!」 自分の斜めうしろの通路で、初老の運転手は怒った 「そこ座ったらダメ!自分の席座りなさい!」 バスは全席指定だ どうやら若者が自分の席ではない席に座っていたようだ 私は懐かしい気持ちになった 彼の怒り方が、自分が小学校時代の先生の怒り方だったからだ 昭和の50年代、60年代の… げんこつは普通の時…