1966/松竹/88分/35mm/カラー/シネスコ
監督:野村芳太郎 製作:脇田茂 脚色:野村芳太郎 、山田洋次 原作:岸田国士 撮影:川又昂 美術:佐藤公信 照明:三浦礼 音楽:木下忠司 録音:栗田周十郎 編集:浜村義康
出演:岩下志麻、倍賞千恵子、平幹二朗、細川俊之、小川真由美、笠智衆、夏川静江、仲谷昇、岸田今日子
岸田国士による原作の三度目の映画化作品。監督は野村芳太郎。山田洋二が脚色に参加、野村監督と「砂の器」を作り上げた名カメラマン・川又昴が撮影。キャスティングが大ハマりで、朴訥な看護師に倍賞千恵子、病院の立て直しに奔走する熱い実業家に平幹二郎、秀才の二枚目医師に細川俊之など。岩下は真実の愛と贅沢な生活の間で悩むお嬢様を演じて、やっぱり美しい。
低緯度から高緯度へ向けて流れる海流のこと。
多くの場合、周囲の大気を暖めて自身は冷やされる海流である。暖流沿岸では温暖で湿潤な気候が保たれる。これは、暖流が大気を暖めて水蒸気を供給するとともに、上昇気流が発生して雨が降りやすくなるためである。西ヨーロッパは北大西洋海流の影響を受けており、同緯度の東ヨーロッパよりも温暖な気候である。ただし、論文を根拠とした議論によれば、「ヨーロッパが温暖な理由は湾流の影響だ」という説明は不適切である。北アメリカ東岸に比べてヨーロッパが温暖である原因は海流による熱輸送ではなく大気側の要因も(海の風下であることおよび気圧の谷との位置関係)ある、という意味で“不適切”である。高緯度の北大西洋が温暖であること(おもな比較対象は北太平洋ということになる)の理由として海の熱輸送が重要なことは否定されていない。日本周辺には黒潮(日本海流)と対馬海流がある。
これまで3度映画化、4度テレビドラマ化された岸田國士の小説(初出は1938年の朝日新聞に連載)を原作に、1976年以来30年ぶりに現代に設定を移してドラマ化。
経営難の病院が抱えるさまざまな問題を背景に、病院長の娘とその一族(志摩家)、病院再建に関わる弁護士・医師・看護師らの複雑な人間模様と愛や憎しみの中で揺れ動く運命の愛を描く社会派ラブロマンス。関係を描く社会派作品。昼ドラ版「白い巨塔」。
DVD-BOXあり。
毎日放送/TBS系列
2007年4月16日〜2007年6月29日
毎週月〜金曜日13:30〜14:00 「ドラマ30」枠
志摩啓子(内科医、院長令嬢)/さとうやすえ
日疋祐三(事務長、弁護士)/山田純大
石渡吟花(主任看護師)/小西美帆
笹島和也(外科医)/本宮泰風
日疋幸江(日疋祐三の母、バーのママ)/辺見マリ
田所茂(副院長、内科部長)/峰岸徹
志摩泰英(院長、専門は外科、志摩啓子の父)/近藤正臣
ほか
製作:MBS(毎日放送)
原作:岸田國士(「暖流」より)
脚本:井上登紀子、森下直、森脇京子、菱田信也
音楽:小六禮次郎
制作:藪内広之(MBS)