「夏の土用」(なつのどよう)の時期の、 それも天気の良い日を選んで、 衣類や書籍、書画、経典などを陰干しし、 風を当てて虫のやカビの害を防ぐのが 「土用の虫干し」です。 虫干し 土用干し(どようぼし) 曝涼(ばくりょう) 曝涼・曝書の歴史 正倉院の曝涼 虫干し 地理的条件により、 年間を通じて湿度の高い日本では、 古くから「虫干し」を行って、 衣類や書籍、書画などを陰干しして風を通し、 カビや虫の害から守って来ました。 日本の「虫干し」の起源は古く、 時期も夏ばかりでなく、 春や秋にも行われたようで、 平安時代には、宮中行事の一つとして定着して いたようです。 この風習も江戸時代になると、 「…