1963年から約20年に渡り712両が製造され、私鉄の103系と言われた東武鉄道の8000系ですが、通勤需要の増大に伴う基本編成への増結用、及び支線用として2両編成車(2R車)も80本が製造されました。 8000系では経済性を考慮して電動車と付随車の比率を常に 1:1の比率とされたため、2R車は1M1Tとなり、そのために4両編成車とは主電動機や制御装置の仕様は異なっています。 導入後、修繕の際に中間車改造され4R車に組み込まれ、モハ8500の運転台を撤去して(乗務員室は残される)事実上6両固定編成化されたものもありました。 東上線で運用されていた8506F編成は、晩年には8R車に増結され10編…