人生で最初の記憶は 3歳の時の父親のお葬式 と、長いこと思い込んでいましたが、果たして実際の記憶なのか、後から周りの大人に聞かされた記憶なのか、今となってはわかりません。 「ほら、⚪️⚪️ちゃん、絵を入れてあげようね」 と誰かに言われて、棺に絵を入れたような。 「亡くなる前の夜に、何度も起き出してきては母親に叱られていた。」 とは、たまたま前日に訪れていた祖父から聞かされたか。 父は当時の国鉄の職員で、祖父と汽車に乗った時に車掌姿でにこにこと切符を確認していた、 という記憶も怪しいけど。 3歳までの写真はそれでなくとも少なく、父親に抱かれているものは1枚もなく、母親に抱かれているものさえ、赤ん…