本橋信宏著・双葉社 本橋信宏さんの著作は大体読んでいます。今回の新刊ですが、2021年から24年まで「週刊大衆」に連載されたものを加筆修正、再編集されたもの。タイトルは自作の「全裸監督」の姉妹編を意識した感じですかね。 本橋さんがフリーライターとしての道を歩み始めた「週刊大衆」黎明期。編集部に集う一風変わった編集者たちや徐々に本橋さんのテーマともなる風俗関係者との取材を通しての交流、そして「全裸監督」村西とおるとの出逢いまで、まさにプレ「全裸監督」、本橋さんのライター人生スタートの時代と状況を描いています。本橋さんのデビューした1970年後半と週刊大衆を中心に風俗記事を書き始めた1980年代、…