テレビドラマ演出家、映画監督。 1943年生まれ。愛知県出身。1967年にフジテレビ入社、ドラマ「北の国から」などを演出。 社団法人日本映画テレビプロデューサー協会会長(2003年〜2015年)、フジテレビジョン エグゼクティブ・ディレクター、日本映画衛星放送(現・日本映画放送)代表取締役社長。
など
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『3番テーブルの客』(1996)のスペシャル版「3番テーブルのもう1人の客」は、台本の遅れによって舞台が初日を迎えられずにパニックに陥っているところから始まる。
かつて歌手だった男は、いまは劇場の前に位置するカフェで働いている。ある日、別れた妻が偶然カフェに現れ、男はいまも歌っていてきょうは劇場で著名なビビ萩原と共演するんだと懸命に見栄を張った。だがその元妻の正体こそが…。
【NHKと講談社 (2)】 杉田「テレビ局と出版社とが、この10年くらいで変わってきてる。(以前は)口約束で出版社がやってほしいと来て、テレビ局は上から目線で。それがマージンも上がって、原作者も強くなってきて。マンガになるとテレビ局は苦しい立場で、実入りも少ない。編成の奴に訊くと、マンガはかなわないって。それがかつての感覚を持ってる人には…」
【脚色のトラブル (2)】 浅田「トラブルを避けるには十分なミーティングをすることなんですけど、いちばん相談したい相手は脚本家ではなくて、総合的に演出する監督の方です。テーマ性を伝えておきたい。脚本家が同席してくれれば言うことないですが、会わないことが多い。みんなで会うというコミュニケーションが必要ですね」
3月末、日本脚本家連盟創立50周年シンポジウムが行われた。第1部につづく第2部では、中島丈博理事長と金谷祐子常務理事が司会を担当。小説家の浅田次郎、演出家の杉田成道、脚本家の十川誠志・林宏司、プロデューサーの内山聖子、講談社の鈴木宣幸の各氏が出席。原作とシナリオとの関係について討議された。