「無限な宇宙の広さの中に 人間の哀れな営々とした いとなみが わたしはたまらなく好きだ」 林芙美子 林芙美子が急逝して未完の絶筆となった同名小説を 川端康成を監修に迎え、成瀬巳喜男と脚本の田中澄江、井手俊郎らにによって (離婚するという)独自の結末が付けられたものの 東宝から興行的に結末が離婚では困ると 妻が夫のもとに戻るという要望を成瀬が承諾 当時スランプだった成瀬は妥協するしかなかったそうです 結果、林芙美子ファンからは不評で 「この夫婦は別れるべきだった」 と批判されたということ 私的にもハッピーエンドよりは、バッドエンド 夫はもっと痛い目に合うべきだったと思いますが 夫がこの先、一生妻…