再び昭島市の寺社散策が続きます。今回は阿弥陀寺の山門前の通りを挟んで向いにある「諏訪神社」です。 諏訪神社の由緒 口碑伝承によれば宮沢の地域は、一条天皇の時代(10世紀末)に刀匠として有名を馳せていた三条小鍛冶宗近が陸奥へ下向の際、一男を宮沢に駐めて刀工を継がせたことにより開拓されたと伝えられている。これが小町家の遠祖であり、累代この地に居住するようになったとされている。 宗近は信濃国の諏訪大社を信奉していたことから、小町家の遠祖が諏訪神社の分霊を勧請して、同族一門の氏神としたという伝承があるが、創建の年代については不詳である。 境内には大山咋命を奉斉する末社の日枝神社があり、「山王様」と呼ば…