東京大学の附置研究所の一。
【研究所の特色】
対象地域は、東から西アジアまでとほぼユーラシア大陸の過半となっているし、また研究対象も考古から現代研究、人文科学から社会科学まで含んでいる。我が国では他に類がないこういう幅広い範囲を研究対象として、本研究所の研究者は各自の専門に従った課題のもとに個人研究を進めている。同時に、各専門分野の孤立を避け、アジア諸地域の総合的研究を推進するという本研究所本来の目的を達成するために、共同研究会や各種研究班を組織化して学際的研究を育ててきている。また研究陣容の補強を図るため、学内外の専門分野の研究者に研究を委嘱し、協力を求める方針をとってきた。本学の他の部局ならびに他大学等でのアジア研究と比較して、本研究所の研究の特色を述べるならば、それは文献研究と現地調査を有機的に結合させた、古典研究と現代研究との統合、と表現できる。
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