仕事の関係もあって、久しぶりにHeinrich Wilhelm Kruse, Lehrbuch des Steuerrechts, Band I, Allgemeiner Teil, 1991を読んでいます。書名を訳せば「租税法教科書第1巻総則」というところです。 ドイツにおいて租税法学が独立した分野として成立したのは、せいぜい100年程前のことで、きっかけは1919年のエルツベルガー財政改革の産物の一つであるライヒ公課法〔Reichsabgabenordung (RAO)〕の制定なのですが、その辺りの事情がなかなか興味深く、またこの本を読んでいると歴史の重さと深さを感じるのです。Albert…