父たちが眠るお墓は、故郷の地方都市を東西に走る国道から少し南に位置する。小川のせせらぎが心地よい、その場所で、兄の十三回忌の法要が行われた。セミの鳴き声に、曹洞宗のお坊さんのお経が重なる。 従兄・従姉たちにも久しぶりに再会。 父は7人兄弟の末っ子で、私が小さい頃は、従兄・従姉たちともよく交流があった。長兄の従兄夫婦は、いわゆる本家の立場でいろいろ苦労もあったはずだが、実にバランスの取れた生き方をしていて、今回も学ぶことがたくさんあった。 70歳を過ぎた元サラリーマンと元教師。従兄は趣味と実益を兼ねてお米や野菜作りに励み、先日は地元のイベントでマジックも披露したとのこと。奥さんも負けてはいない。…