論文名:データと機械と人の力で最高の日本酒を造る 著者:桜井博志(旭酒造 会長) 出典:DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー2021年3月号 ダイヤモンド社 発表年:2021年 【あらまし】 この論文は、純米大吟醸「獺祭(だっさい)」の誕生を通じて、データと機械と人の力を融合したモノづくりのやり方を述べるものです。 「杜氏」を雇っていた時代 著者は、旭酒造の3代目経営者です。1976年同社に一般社員として入社しましたが、先代経営者の父と口論し解雇となりました。父が急逝した1984年に同社に復帰しました。 同社では、「旭富士」という普通酒が主力商品でした。営業面で努力しましたが、特長のな…