仏像好きにはたまらない一冊です 歴史を辿りながらフィクションを織り交ぜた作品です 事実かどうかはさておき教科書に登場する運慶をとりまく様々な人々が 生き生きと描かれ同じ人間の臭いがします 運慶がはじめて一人で手掛けた圓成寺の大日如来は何度も登場します 台座に仏像制作料と署名をして父康慶にめっちゃ怒られるエピソードあり scribbleofbourgogne.hatenablog.jp 私が一番好きな東大寺の金剛力士像での快慶との確執 父 康慶と運慶で吽形、吽形(うんぎょう)の方が格式が高いんですね 快慶と弟 定覚で阿行(あぎょう) 下から見上げた時のバランスを考えて頭を大きくデザインしたことや…