「決してひとりでは見ないでください!」のコピーも躍る、鮮やかな原色の色彩と、おどろおどろしい音楽、こけおどし全開のイタリアン・バロックホラーの決定版! (評価 72点) 心的恐怖も内容も何もない、しかし、とことんお化け屋敷に徹すれば、それはもはやこけおどしの美学としか言いようがない。 今のように、プレミア映像の動画をあちらこちらにアップして、映像そのもので自由に宣伝できる時代になる前は、映画の宣伝といえば、惹句。つまりはキャッチコピーが決め手だった。映画のポスターに躍る、その惹句のインパクトで、現実に興行収入をも左右することすらあったのだ。 この負け犬が、中学生になったばかりの頃だろうか、学校…