『◇塞翁が馬(さいおうがうま)(中国の故事成語) 中国前漢の『淮南子(えなんじ)』より。人間の運命は予測ができず、福が災いとなり、災いが福となるということもあるということ。また、それゆえに悲観的になりすぎたり、楽観的になりすぎたりすることを戒める意味合いも含んでいる。塞翁は飼い馬が逃げたとき、「何かよいことがある」と考えると、その馬がもう一頭の馬を連れて帰った。今度は「悪いことが起こる」と考えると、息子が落馬し怪我をした。するとまた「良いことが起こる」と考えると、今度は戦争が起こり、息子は怪我のために出兵を免れたという。』 人生には、良いことも、悪いこともあるという考え方を持つ人は、ある程度い…