京極夏彦が執筆している小説「京極堂シリーズ(妖怪シリーズ)」の登場人物。 眉目秀麗、文武両道、お家柄は華族で金持ち、と非の打ち所の無い人間だが、人格は破綻しており、事ある毎に奇声を出したり他人をあだ名で呼ばねば気にくわなかったりと、非常に変わっている。 戦争のせいで視力が非常に悪くなり、左目はもうほとんど見えない。 他人の記憶を見ることのできる特異体質の持ち主。
現在薔薇十字探偵社で探偵を営んでいる。
ページ内のリンクには商品プロモーションが含まれています ニューヨークの一角に建つ名門グリーン家の古い屋敷では、下半身不随の気難しい老妻と5人の子らが、先代当主の遺産を相続するために、反目し合いながらも遺言通り同居していた。例年より早く雪の積もった11月の夜、長女と三女が自室で何者かに撃たれ、玄関に謎の足跡が残されるという事件が起こる。長女は即死、養子である三女は一命をとりとめたが、その後も事件は続いた。名探偵ファイロ・ヴァンスが、地方検事のマーカムと共に調査に乗り出す。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]…
こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、越年継続中です。 京極堂(中禅寺秋彦)モノは、スピンアウトを含めて残り数冊。 それを終えると、やっと2023年刊行の「鵼の碑」を手にすることができます。 (勝手に自分で決めているだけですが…) 「邪魅の雫」は2006年9月26日に第一刷発行。 時期的に僕は家族と山口県に住んでいた頃ですね。 山口県にあった書店をいくつか覚えています。 山口市内にあった書店は、いくつか無くなってしまいましたね。 で、この「邪魅の雫」もまた、「探偵」の小説です。 このシリーズに登場する唯一無二の探偵榎木津礼二郎。 その「探偵」との縁談話が持ち上がった女性たちが巻き込まれる出来…
こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、昨年中では終わりませんでした。 12月に北海道砂川市に帰省していた間は「陰摩羅鬼の瑕」をずっと読んでいました。 自宅に帰って手に取ったのがこの「百器徒然袋 風」です。 「百器徒然袋 風」は2004年7月5日に第一刷発行。 探偵榎木津礼二郎を主役とした三作品が収められています。 ここで、この三作品を「短編」と書こうか「中編」と書こうかちょっと迷いました。 分量的には「長編」としてもおかしくないくらいなのです。 まあ、そのあたりは、決めないでおきましょう。 この本も、内容をほぼ忘れていました。 これまでに読み返している本のほとんどを覚えていないというのもすご…
こんばんは、紫栞です。このブログ『夜ふかし閑談』も今回でちょうど100記事目です。早いのか遅いのかよくわかりませんが(たぶん遅い)記念すべき100記事目は京極夏彦さんの【百器徒然袋シリーズ】についてまとめようと思います。“百”からの安易な連想ですが。 前説「それじゃあ探偵を紹介しましょう」知人・大河内の言葉に唆されて「僕」は神保町の薔薇十字探偵社に訪れた。大河内が云うには、その“探偵”はまともな男ではない。誰が見たって奇人変人の類で、探偵と云っても調査も推理もしない。それどころか、普通の人間がやるようなことは何もしない。ただ、秘密を暴く力――他人の頭の中を覗く特技を持っていると云う。戸惑いつつ…