東京の下町・両国。この地名の由来は、結構知られるところだが、ここを流れる隅田川がかつて武蔵国(現東京都)と下総国(現千葉県)の境界だったことにある。隅田川に架かる橋が二つの国に跨がるから両国橋という名で、地名はここから来ている。やがて江戸の街が隅田川を越えて東に次第に拡がり、これらの地域が武蔵国に編入されて、境界はさらに東に移動した歴史がある。 隅田川と両国橋川の右側が両国の街。かつては下総国だった。 両国橋 両国と言えば、なんといってもまずは国技館。日本相撲協会の拠点施設。年3回の大相撲本場所が開催される、国技・相撲の殿堂である。そして、国技館の周辺には、相撲部屋があちこちにあり、ちゃんこ料…