伝統が醸し出す重厚な雰囲気に包まれる場内。大相撲の場所中は屋形がスピーカー・システムの下まで降りてくる 相撲の聖地、両国国技館。初代の国技館が両国の地に誕生したのは1909年のこと。1950年代に蔵前へ移転後、同地の建物が老朽化したことなどを受けて1984年に再び両国へ帰ってきた。1万人を超える観客を収容可能で、大相撲の興行にとどまらず、格闘技の試合、音楽やゲームなどのイベントに幅広く活用されている。 撮影 • 小原啓樹 MARTIN AUDIOのラインアレイを採用 両国国技館の音響システムは、2023年の夏に大規模改修が行われた。スピーカーから見ていこう。 スピーカー・システムは、東西南北方…