何度か話題にした『旬刊写真報知』(報知新聞社出版部)は、挿絵画家にも注目すべきである。3巻11号,大正14年4月15日は、斎藤五百枝、橘小夢*1、清水三重三、牛島一水。同巻24号,同年8月25日は、清水、斎藤、橘である。この他、家蔵の号には、牛島一水、太田雅光、広瀬熹六、松田青風、松野一夫、水島爾保布らが描いている。橘が『旬刊写真報知』に挿絵を描いていたのは、知られていないのではなかろうか。橘に限らず、著名な画家の掲載誌不明とされてきた挿絵や未知の挿絵が同誌で確認できるかもしれない。 参考:「江見水蔭の時代小説が載った『旬刊写真報知』(大正14年) - 神保町系オタオタ日記」 「早稲田大学文学…