阿部寛の新作映画のPRのためなのか、 深夜に放映されました。 2008年の是枝裕和監督作品、 歩いても歩いても 親と子、夫と妻、嫁と姑、救助者家族と被救助者、 それぞれの心と心の隙間、 そこに生じる齟齬というものを 丹念にほじくり返して、 ころころと舌の上で転がすようにして 味わわせてくれる映画でした。 www.youtube.com 15年前、一家の長男は海で溺れた少年を 助けようとして亡くなりました。 その長男の命日に次男夫婦が子どもを連れて帰省します。 久しぶりに家族全員の顔がそろう夏の一日。 医院の後継ぎを失い、引退後は何事にも投げやりな父親、 父の期待を重圧に感じて家を出た次男(失業…