介護の仕事の中でも、歩行介助は日常的なルーティンワークの一つです。毎日の歩行介助を安全、適切に行うために、歩行介助の目的や役割を正しく理解しておきましょう。 歩行介助とは歩行が困難な高齢者が、安全に歩けるようにサポートすることをいいます。年齢を重ねると足腰が衰えますし、腰痛、膝痛、疾患やケガの後遺症など、さまざまな事情で歩くのが困難な方が増えます。歩くときに転ぶなどの事故を起こさないないように、安全に歩行できるよう補助するのが歩行介助です。また、歩行介助で安全をサポートすることによって、筋肉の衰えを防ぐこともできます。歩くことによって筋肉や骨に負荷が掛かりますから、筋力・骨を鍛えることができま…