アパの南京否定書籍騒動、また不毛な議論となって蒸し返されてる。この問題、事実と解釈と評価をごちゃ混ぜにするリベと保守の観念主義が事態を複雑化させてるような。その意味では、大虐殺という煽情的な呼称は不適切だと思う。大虐殺は事実に対する評価者の観念であって、それ自体実在しえないのは間違いないので。たとえば、Aが1000の命を奪ったなら、事実は「Aが1000の命を奪った」である。私は間違いなくこれを殺戮と評価するだろうけれど、これは私の脳内(精神や心の中)にしか存在を許されぬ非実在の観念だ。だから、(定義するなどして現実世界に留め置ける場合はともかく)私が議論するなら実在しえないものは基本公に持ち込…