谷崎潤一郎の春琴抄をミュージカル化した、宝塚の『殉情』を夜中にひとり鑑賞しました。 谷崎潤一郎といえば、私の中ではとても思い出深い作家さんです。 高校時代の国語の先生が『痴人の愛』を授業中に紹介してくださり、なんだかすごい話だなぁと高校生ながらに思いました。 私、この頃はあまり読書習慣がなく、強いて言えば、江國香織などを読んでいるくらいでした。 その先生の本の紹介の仕方がとても面白そうに聞こえたので、続きが気になって珍しく本を手に取った思い出があります。 そんな谷崎潤一郎と私の出会いでしたが、私はこの舞台で初めて、春琴抄のお話に触れました。 これもまた衝撃的な話でした。 原作は読んでいないので…