これまで有りとあらゆるコンテンツに嵌まってきた。「コンテンツに嵌まる」というのは孤独な行為だと思う。何故なら「推し」は人に強要するものではないからだ。私が日常的にネットに触れるのも、根本的には「共感者」を探すための作業なのだろう。自分と同じ価値観を持ち、同じ感覚で喜怒哀楽する「誰か」に出会えた瞬間、大袈裟にいえば、一人じゃないんだ、と思う。 ……そんな自分の前提を取っ払って、私は「パリピ孔明」という作品を世界中の人に推したい。軟派なタイトルに惑わされず、とりあえず一話を見てほしい。 現代の渋谷に転生した諸葛孔明が、無名のシンガーである月見英子の歌に魅了され、彼女の軍師として音楽業界のトップを目…