<短刀 銘:吉光(名物:秋田藤四郎)> ・鎌倉中期 ・粟田口藤四郎吉光 ・重美認定日 1937.02.16 ・重文指定日 1956.06.27 ・京都国立博物館 所蔵 ・御家名物 豊臣秀吉に仕えた秋田城介が所持していたことが名の由来。 秋田家は鎌倉期以来の名家であり、江戸幕府成立後は、常陸宍戸藩祖となったが 突如、伊勢への蟄居を命じられ、閉門の上自宅に閉じこもり失意の晩年を過ごした。 以降の来歴は不明だが、1937年の重美認定の時は、豊前小倉藩主であった小笠原伯爵家が所持していた。(博多や不動、豊前なども伝来する。) 戦後は、永藤一氏所蔵であったが、2017年に京都国立博物館に寄贈された。