ひたすら日記を書き続けていた小学六年生の私にとって、世界でたったひとりの読者は当時の担任の先生だった。毎日提出する日記に返ってくる一言コメントが、唯一の感想だったのだ。まるでどこかで連載をしているプロになったかのような勘違いを、私は精一杯楽しんでいた。(朝井リョウ『時をかけるゆとり』文春文庫、2014) こんにちは。先日、研修を兼ねて(?)国会見学に行ってきました。子どもたちを連れての国会見学は、都会教師だったときに何度も経験しましたが、プライベートでの見学は今回が初めてです。衛視さん(昔の呼び方で言うところの守衛さん)の話に耳を傾けつつ、ときに質問をしたりしながら、ゆとりをもって見学できるの…