◆ヨハネの涙について ヨハネは『私は激しく泣いた。』と記しているのは、『神のことばを知りたいという強い渇望』と『神の裁きの書が開かれないことへの悲しみ』が考えられます。 21世紀に生きる人でも、悪がはびこる様子を見ていると、「悪に対する裁きが行われないのではないか?」という疑念が消えません。また、「いつまでも悪が勝ち続けるのではないか?」という怒りが沸き起こるものです。 ヨハネの場合は、『神の国の約束』が取り消されることへの恐れがあったのでしょう。『主の日』の後のメシア的王国が到来するという原則に照らせば、『主の日』が来ないという不安を感じていても不思議ではありません。 ◆子羊を礼拝する言葉 …