旧字体表記:渡邉美樹
経営者、ワタミ株式会社創業者。元代表取締役会長。
学校法人郁文館夢学園理事長、医療法人岸和田盈進会病院理事長。
日本経団連理事、政府教育再生会議委員(2006年)、神奈川県教育委員会教育委員(2006年〜2009年)、日本相撲協会「ガバナンスの整備に関する独立委員会」委員(2010年)、観光庁アドバイザー(2010年)
小学校5年生のとき、母が病死し、父の会社の倒産という悲しみを体験した渡辺氏は、卒業アルバムに「社長になる」という夢を記したという。明治大学卒業後、会計システム会社で経理を覚え、「大卒」と罵倒されながらも佐川急便のセールスドライバーとして働き、独立資金の300万円を貯めた。ついに、学生時代に創業の夢を誓った仲間達と、1984年に居酒屋「つぼ八」のフランチャイズとして会社を設立。1992年、居食屋「和民」を開発し店舗数を拡大、1996年に店頭公開、2000年3月に東証一部上場を果たした。
2006年4月、「ワタミ」を持株会社とする組織に改め、「外食」「介護」「高齢者向け宅配」「MD」「農業」「環境/メンテナンス」など「人」が差別化となり、コツコツと売上・利益を積上げる事業のみを展開する。
ワタミグループは、「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」を合言葉に、100年企業を目指す。
2011年2月15日、東京都知事選挙出馬のため、代表取締役会長を辞任。無所属で立候補し、都議会民主党の支援を受けたが、落選。
2013年、自民党が参院選比例区の公認候補として擁立する方針である事が発表された。選挙期間中では経営方針に対する批判が絶え間なく目立っていたが、結果は当選。
2013年6月27日、ワタミ株式会社の取締役会長(非常勤)を辞任*1。
「夢に日付を入れて、理想と現実の差を埋め続ける努力をすることで、夢は叶う」
そう語る渡辺氏は、いつも夢に日付の入ったメモを、ラミネート加工して、持ち歩き、一日に何度も読み上げているという。
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