とうてい勝てそうもない敵に相対し、自ら華やかで芸術的に戦う態度。死(タナトス)を美しくしようという態度でもある。このような人たちとして、真田幸村、白虎隊、土方歳三、硫黄島攻防戦の指揮官・栗林忠道中将、三島由紀夫(とその作品など)がいるだろう。
日本特有の文化、と言われることが多いが、例えばヴェルレーヌは、デカダンスを「美しく死ぬ技法」(l'art de mourir en beauté)と定義して、滅びの美学を称揚した。
(・・?(・・?(・・? 素朴な疑問が頭に浮かんだ
北京オリンピック終りました。 羽生結弦選手の中国での人気は凄いものですね。 腐っても鯛、ゆずってもユズル、です。 ◯歴史ドラマの視聴 最近見た歴史ドラマ 昔ドラマとして見ていたのを役者で見るようになりました。 「蝉しぐれ 」藤沢周平 89分×全3回。東北の小藩・海坂藩、武家の文四郎が、父の仇を討つまでを、初恋の女性ふくとのラブストーリーと絡ませて描く。出演 内野聖陽 水野真紀 勝野洋 竹下景子 石橋保 宮藤官九郎 村上弘明 石橋蓮司 柄本明 平幹二朗 ほか 。 「聖徳太子(厩戸皇子)」蘇我馬子との対立や新羅からの武人との友情を交え、壮大なスケールで描く。本木雅弘、松坂慶子、緒形拳、中谷美紀、宝…
ずいぶん前から、国の借金がどうとか、国民一人あたりの借金がいくらとか、そんな話が出ていた。今でも、そういう話題がないわけではないと思う。 しかし、コロナ禍によって、そんな声が聞こえなくなった。 発していないわけじゃないのだろうが、特にこの2年、そんなことを言える状況じゃなかった。 人類がコロナウイルスに打ち勝ち、また以前と同じ社会に戻るのであれば、その時はまた聞こえてくるのだろう。 その賛否を言いたいわけではない。私はそういう方面には疎い。 しかし、なんと言うか、見事なぐらいに、すがすがしいほどに、 「四の五の言うな」 を体現したような気がする。 防疫を取れば経済が死に、経済が死ねば国民が死ぬ…
秋もずいぶん深まって、朝晩の気温が急激に下がるようになると、植物はそこかしこで色づき始める。京都の紅葉のあでやかさは殊更だけれども、そうまで雅でなくても、名もない里山にも天然の錦は見られる。イチョウにハゼ、ハナミズキ、ニシキギ、マンサク、ドウダンツツジ、カツラ……ソメイヨシノも、実は、花を見るだけの木ではない。 また、葉に限らず、クサギ、ゴンズイ、ムラサキシキブ、サンザシ、サネカズラ、カラスウリなど、多くの草木の実も、風景に彩を添えてくれる。 花の少ない時期だけに人々の目を惹き、庭や野山が色とりどりに染まる盛りは、錦秋などという華やかな呼ばれかたで愛されている。 だが、ほんとうのことを言えば、…