1924-2004 長崎県出身
- 時代小説家の滝口康彦氏が死去 2004年 6月9日
- 封建時代の武家社会を描いた作品で直木賞候補6回。
1924年佐世保市生まれ、炭鉱で働きながらラジオドラマの台本や小説を発表。
1954年から作家生活に入る。翌年1955年「高柳父子」で初めて直木賞にノミネートされた。以後「かげろう記」「霧の底から」「仲秋十五日」「日向延岡のぼり猿」「主家滅ぶべし」で計六回、直木賞の候補になった。1958年にサンデー毎日大衆文芸賞を受賞した「異聞浪人記」が1962年にタイトル「切腹」、「拝領妻始末」が1967年にタイトル「上意討ち−拝領妻始末−」として映画化されている。
−−佐賀新聞より−−
上意討ち心得 (新潮文庫)
薩摩軍法 (講談社文庫)
葉隠無残 (講談社文庫)
流離の譜 (講談社文庫)
鬼哭の城 (新潮文庫)
粟田口の狂女
乱離の風―若き日の立花宗茂 (文春文庫)
主家滅ぶべし (文春文庫 (371‐1))