永遠の果て先まで 2 そして、誓いの言葉。 ボクは姫をしっかりと見ながら。 姫もボクをまっすぐに見てくれながら。 姫の目に、涙がまだ光っていたけれど。 とてもとってもにこやかに。 ボクを見て、笑みを浮かべてくれた。 もう、言うまでもないのかもしれないけれど。 聖堂内で誓いを新たにすると言うことは。 ボクにも姫にも、厳粛な思いだった。 指輪の交換。 姫の手が、小さく震えていた。 いや、ボクの手もだろう。 プラチナの輝きが、ボクたちにまぶしくて。 永遠につながる、永遠へつながる。 キス。 ヴェールを持ち上げるとき。 手がプルプルしてしまい。 情けないなあ、なんてこころの隅っこで思って。 (ずっとず…