災害救助用のドローンの開発が進んでいる。人がすぐに救助に向かえない場所へも、ドローンを飛ばして被災者を安全な場所に誘導することができる。被災者が健常者であれば。 アリアドネの声 (幻冬舎単行本) 作者:井上真偽 幻冬舎 Amazon (あらすじ) 「無理だと思ったら、そこが限界だ」 ドローン開発会社に勤める高木は、子どものころに亡くした兄の言葉を胸に災害救助ドローンの普及に注力する。ある日、参加していた地下五階建てのスマートシティWANOKUNIプロジェクトのイベント中に大地震が発生し、地下に一人取り残された人がいることが判明する。取り残された被災者のためにドローンでの救助活動に要請された高木…