「障害者」の「害」という字に問題があるとして最近一部で使用されるようになった表記。
「障害者」は、本来「障礙者」と表記されていたものを当用漢字・常用漢字による漢字制限のために同音の文字で置き換えたものだが、漢字制限の手法としては文字の置換のほかに表外文字の部分を仮名書きにする方法もあり*1、「障がい者」はそちらを採ろうとするものである。
このように熟語の一部だけを仮名書きするのは見た目が悪いため、「礙」が常用漢字でないのであれば「礙」の俗字である「碍」に置き換えて「障碍者」とするのがあるべき表記であるという意見もあるが、「碍」も常用漢字ではない*2ため、「障碍者」ではこの問題*3の解決にはならない。しかし公文書以外で漢字制限をする必要はない。
更には、「しょうがい者」との表記も見られる。