<短刀 銘:行光(名物:不動)> ・鎌倉時代 ・相州藤三郎行光 作 ・個人所蔵 相州正宗の父とされている、藤三郎行光によって打たれた短刀。 表に不動明王とその八大童子7番目眷属、矜羯羅童子と8番目眷属、制多迦童子が浮き彫りされているため名付けられた。 織田信長の愛刀で、酔った時に歌うほどに自慢していたという。 信長より、小姓の中でも特に才を愛した森蘭丸に与えられた。 1582年・本能寺の変にて、信長と共に蘭丸は殉したため本刀も共に焼身となった。 その後、豊前小倉藩小笠原家に伝来した。 1929年3月の日本名宝展覧会に小笠原長幹伯爵所持で出品された。 享保名物帳に記載されている不動には刀工名はな…