ずっと居てもいい場所だけど学び終えた世界の広さと狭さを知りたくて
教わって満足せずに自ら造り上げるのが魔法だけれど気高さだけは憧れて学んでゆくもの
魔法の声を増幅させるのは鉄の翼竜の役目
無生物たちの瞳に命が浮かび上がり認められた魔術師は胸を張って腕を広げて不思議の学舎の世界へ
片眼鏡に見透かされたのはわかっていた俯瞰する翼竜に向かい顎を上げて見返す催眠術の眼に耐えてもいい呑み込まれてもいい入口は一つではない
教室は 逆に思い出が混ざって複雑になった夢に似ていた