万年筆を使いはじめて、いつ頃どこで、読んだり聞いたりしたのだったか、なんとなく「万年筆はボールペンよりも寝かせ気味の角度で書くもの」だと、いつの間にか思っていました。 pgary.hatenablog.com 野沢松男 氏の「現代筆記具読本 改訂新版」を読むと、p32-33「どこを握って書くかで好みがわかる」という節に、 筆記角度は、ほとんどの人が50~80度のところに入る。一般的に、ペン先に近い方を持って書く人は筆記角度が大きいし、逆に離れたところを持って書く人の角度は小さくなる。同時に前者の筆圧は強く、後者が弱いというのが通常である。 と書かれており、40°~90°までの筆記角度の図付きの…