文具王の高畑さんも愛読していたというBTOOL (ビー・ツール・マガジン) を古本で見つけては、ちまちまと購入しています。 平成元年(1989年)11月17日発行のBTOOLマガジン 第2巻第12号 (通巻22号) p96-99に、野沢松男 氏が「文房具ピロートーク14 インクの歩み」という記事を書かれているのですが、これが素晴しい記事で、つけペンや万年筆のインクの歴史を見事にまとめており、化学的にひっかかる点もありませんでした。エルバンが公証人用インクとして販売しているログウッドインクは、タンニン酸鉄インク (没食子インク) に比べると耐久性に劣ることや、 鉄ペンを腐食しないインクとして重宝…