「胎児の世界」 人類の生命記憶三木成夫1983年5月25日 初版2018年8月30日 32版中公新書 ずっと気になっていた「胎児の世界」。吉本隆明さん、松岡正剛さん、佐藤優さん、茂木健一郎さん、、とにかくこの一ヶ月の間だけでも、何冊かの本の中で目にした。 最初は、数年前に、佐藤さんのお薦め本で出合ったのかもしれない。 命とか、生きるとか、そういう話の流れの中だろうか。 「胎児の世界」というから、生物学のはなしかとおもったら、そんな簡単な話ではなかった。まさに、命の記憶を巡る、果てしない物語、、、だった。 著者の三木成夫さんは、1925年(大正14年)香川県生まれ。1951年東京大学医学部卒業。…