新現役ネット 関西支部~ 会員様よりメールをいただきました。 産経新聞を購読されていない方のために。 「夢」は、「七人の侍」「生きる」など数々の傑作を撮った黒澤明監督が晩年、スティーブン・スピルバーグの支援を得て世に送り出した佳品である。黒澤が夢に見た狐の嫁入りや原発爆発などを8つの話にまとめているが、「水車のある村」は、夢に出てくるほど美しい ▼主人公(寺尾聡)が、清らかな川が流れる村を通りかかると、さんざめきが聞こえてくる。 寺尾が「今日はお祭りなんですか」と村の長老 (笠智衆)に尋ねると、葬列だという。笠はこう語る。「よく生きて、よく働いて、ご苦労さんと言われて、死ぬのはめでたい」 二人…