1967年東京都亀戸生まれ。1989年法政大学卒。立正大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了。 立正大学非常勤講師。2000年「初期マルクスの疎外論 疎外論超克説批判」で立正大学文学博士。 専攻:哲学・倫理学
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初期マルクスの疎外論―疎外論超克説批判
実践の環境倫理学―肉食・タバコ・クルマ社会へのオルタナティヴ
はじめての動物倫理学 (集英社新書) 作者:田上 孝一 集英社 Amazon 個人的評価★★★★☆ 倫理学が提起する規範はどんなに高邁な立派なものでも、万人があまねく実行できなければ現実的な意味を持たない。一部のエリートだけが実践するだけでは不十分なのだ。中略 しかし規範を提起するにあたっては、自分を基準にしないというのが大事な条件になる。このことは、理想社会の探求において、顕著に現れる。 P130より引用 動物倫理学の入門本のような感じの新書 動物倫理学は大雑把に言えば、動物にも権利を認めていきましょうよというような倫理学。ヴィーガンとかが分かりやすいイメージ? というわけで、肉食なんてトン…
マルクス関連入門書読み漁り6冊目 個人的評価★★★★☆ マルクスの名言力 パンチラインで読むマルクス入門 (犀の教室 Liberal Arts Lab) 作者:田上孝一 晶文社 Amazon どんな入門本だった? 以下、個人的メモ どんな入門本だった? 本書は、『99%のためのマルクス入門』(以下、表紙が赤いので赤マルクス)の姉妹編として書かれたマルクス入門本。らしい 赤マルクスは、個々の細かい点には囚われず、マルクスの全体像を提示するような感じの本だったけれど、本書はマルクスの名言(有名無名を問わず)を20個ほどピックアップし、各名言の解説を通じてマルクスの思想の核心部分を浮き上がらせていく…
マルクス入門本読み漁り5冊目 個人的評価★★★★★ 99%のためのマルクス入門 (犀の教室) 作者:田上孝一 晶文社 Amazon 一回目は、入院中~退院後にメモなどは特に取らず読了 面白かったのは覚えているが内容は正直概要くらいしか覚えていなかったけど、社会主義関連がマイブームになったきっかけの一冊。 また、ひょんなことから、著者の方のマルクスの原典読解のオンライン講座を受講する機会に恵まれたので、改めて(ちゃんとメモとりながら再読) 大まかな感想からいうと、一般的な意味での入門本とは違っていて、思想系の入門本としてはわりと珍しい形式のものなんではないかと思う本 というのも、叙述方法が一般的…
おはよう!こんにちは!こんばんは!KAIです。 最近、流行の言葉にビーガンというものがあります。肉や魚、卵や乳製品、動物由来の衣類などを避けている人たちです。 僕は正直、ビーガンは胡散臭いなあと思っていました。動物が可哀そうという感情的な理由で肉を食べない変わった人たちくらいに思っていました。 しかし、田上孝一先生の『はじめての動物倫理学』を読んで愕然としました!!めちゃくちゃ論理的な理由があったからです!論理が一貫していないのはむしろ肉を食べている私たちかも……!?紹介していくぅ! はじめての動物倫理学 (集英社新書) 作者:田上 孝一 発売日: 2021/03/17 メディア: 新書 多様…