英文学者、立命館大学名誉教授。1932年大阪市生まれ。1958年大阪市立大学大学院修士課程修了、立命館大学教授、1998年名誉教授、中部大学教授。
漫画家。 講談社『ヤングマガジン』で「女神の鬼」を連載中。 少年画報社『ヤングキング』で「BADBOYS」を連載していた。 ○ リスト::漫画家
1937年岡山県生まれ。 一橋大学大学院経済学研究科修了。経済学修士(一橋大学)。 現在、龍谷大学教授。一橋大学社会学部名誉教授。
専門は日本アジア関係史、ポスト植民地問題。著書に「在日外国人新版」(岩波書店)、「遺族と戦後」(共著・岩波書店)など。
日本で初めてゾウの解剖をやったのは、帝大農科大学教授、田中宏こそである。 明治二十六年の幕が開いて早々だった。新年いきなり、上野動物園に於いてはその「花形」を失った。寄生虫症の悪化によって、ゾウが一頭、死んだのである。石油缶に湯を注ぎ、藁を被せて湯たんぽ代わりにしてやったりもしたのだが、今やすべては無為だった。 (上野公園前) 動物園では悲しみつつも、 「せめて学術参考に」 と、愛獣の死を最大限活かすべく、解剖の手筈を整える。 なにぶん日本で最初の試みであるということで、見学希望は引きも切らずであったとか。 そして、当日。 衆人環視の只中で、田中宏は汗みどろになっていた。 たいへんな悪戦苦闘だ…