この「自己の重要感に対する欲求」がある限り、通常の状態では、他人への評価が自分より高ければ、この嫉妬心と言う感情が、自然発生的に生じるであろうことは、容易に想像がつきます。 通常の状態というのは、自分とその比較される他人とが、自分から見て、才能、能力の面においてほぼ同等と見なされる場合に、他人が高い評価を受けた場合です。 極端に差がある場合には、あまり嫉妬心はおきないものと考えられます。 また、自分の関心領域で、自分が現に向上を目指して、鋭意努力している分野や領域で、他人が成功したり、自分より評価された時にも、嫉妬心が起きやすくなります。 逆に、自分の関心外で、努力目標としていない領域では成功…