『結婚』と『婚姻』とは同意語のようだが、学術的、法概念的には『婚姻』が主体的に用いられているようだ。 意味的には、『結婚』とは”男女間の配偶関係の締結”を意味し、『婚姻』とは”男女間の配偶関係の締結”に加えて”配偶関係の状態”も含まれるらしい。 近年、従来から意味する『結婚』ではないが、類似形態故に「結婚」という概念に包括を…と願う動きが活発化し、社会に混乱を招いている。 主たる原因は明白だ。新たな形態を意味する「新語」が存在しないが故に既存語に包含させようとすることにある。不自然さ故の正当な異論に対しても、批判は「人権」抑圧だとの反論を招きかねず、止むなく異論を胸に納める場合も多々あろう。 …