静岡県を通過する旧東海道で最西端、つまり愛知県との県境付近にあるのが、白須賀宿。「すか」というのは、通常、海岸の砂地につけられる地名である。白須賀宿は、当初は現在地ではなく、今は元町と呼ばれる所、海沿いの浜辺に海岸線に平行して東西に宿場町が延びていた。ところが、1707年の大地震による津波で町が流されてしまい、海岸から崖上の台地に町ごと移転して再建された。宿場町の名前は移転前のままだったから、台地の上に砂浜の地名が存在することになった。 PR施設・おんやど白須賀 白須賀宿は台地の上。右奥へ行くと潮見坂を経て元町へと降りる。 笠子神社この神社も津波被害のため海岸から台地上に移ったと伝わる。 京都…