拝啓、あなた様今、読んでいる本。柳 広司さんの「百万のマルコ」です。きっかけは、帯に書かれた伊坂幸太郎さんのコメントです。-------------------------------マルコの明かす冗談とも本気ともつかない真相に、唸ったり、笑ったり、誰かに話したくなったり。楽しく気軽に読めて、おすすめです。------------------------------- 牢につながれた「マルコ・ポーロ」と名乗る男が、自分の冒険談を語ります。それが、ホラなのか、冗談なのか、真実なのかがわからない語り口です。いずれにしろ、牢獄の中で過ごす囚人たちにとっては、退屈を忘れられる、おもしろい話なのです。1…