目覚し時計を解除してからが、安眠タイムだ。矛盾ではないだろうか。 不規則生活を続けていると、起床したところで、昨夜はさて何時に就寝したんだったか、いやそれは一昨日のことだったんだか、一瞬混乱をきたすことがしばしばだ。 自衛策として、就寝時の六時間後に目覚し時計をセットすることにしている。翌日用事がない、しかも前日は夜鍋作業でほとんど徹夜だったなどという日は、今夜こそ八時間だろうが十時間だろうがたっぷり眠るべきだが、さような場合でも六時間後にセットする。 アナログ文字盤時計では、短針の百八十度真正面に目覚し針を設定すればよろしいから、間違いがない。起床時の寝ぼけ頭に、さて昨夜は何時に就寝したんだ…