真夜中の激痛 その激痛は真夜中の午前3時にやってきた。 目が覚めたので、横になりながら体全体を伸ばしたその時である。 左足のふくらはぎに激痛が走った。 「~~~ッッ」 声にならない叫び。家族が寝ている中、私は一人激痛に悶えていた。 所謂「こむらがえり」というやつである。いってぇ~(心の中の叫び)悶え苦しみながらも、つま先をもってふくらはぎを伸ばす。「ふぅ~ふぅ~ッッ…」呼吸が荒くなる。しばらくして、左足のふくらはぎの痛みは引いたが、なんだか右の太もも裏当たりの様子が変な感じだ。「今度はここがつるかもしれない。」そんなことを思いながら、目を閉じて眠ることに集中する。全集中・眠りの呼吸 壱の型深呼…