「白河夜船」「夜と夜の旅人」「ある体験」、これがよしもとばななの眠り三部作です。ひっくるめて一つの小説になっています。 白河夜船 作者:吉本ばなな 幻冬舎 Amazon 眠りに囚われた人たちの、転機と再生の物語。 20代半ばの頃、一緒に住んでいた友達がものすごく眠る子でした。無茶な仕事の入れ方をしていたことも原因の一つではあるけど、いつもぼんやり夢うつつで、わたしもつられて二人でよくぼーっとしてました。その時のことを思い出しながら読んでいました。 【白河夜船】 【夜と夜の旅人】 【ある体験】 眠りは少し死ぬ、あるいは再生の一歩 【白河夜船】 しらかわよふね、と読みます。調べてみたらことわざで、…