東京大学大学院 総合文化研究科 教授
石浦 章一 (いしうら しょういち)
東京大学理学系大学院修了後、国立精神・神経センター神経研究所,東京大学分子細胞生物学研究所を経て,現在,東京大学大学院総合文化研究科 教授.理学博士.1950年,石川県生まれ.専門は,分子認知科学.私たちのこころ(知能,性格,感情)の分子レベルの解明を目指して,アルツハイマー病,トリプレットリピート病の治療の研究を行っており,最終的にはドーパミン関連遺伝子の機能と気質との関係や,知能関連遺伝子を明らかにしたいと考えている.主な著書に,「新版 脳内物質が心をつくる」(羊土社,2001),「IQ遺伝子」(丸善,2002), 「遺伝子が明かす 脳と心のからくり」(羊土社,2004)などがある。教養学部の学生さんとの授業が一番楽しい.
―「生命に仕組まれた遺伝子のいたずら」(2006,羊土社)より抜粋